「InfoView(Inforance's Interview)」は、インフォランスゆかりの経営者に代表の佐々木がインタビューをする企画です。今回は、「『犯罪は未然に防ぐ』という新しい防犯の選択肢を通じて社会に貢献する」という経営理念のもと、中小企業中心にオーダーメイド総合防犯システムのコンサルティングを行っている株式会社ステージの代表取締役河野 保治様にインタビューさせていただきました。
河野社長の仕事観、人生において働くということについては、どのような考えを持ってらっしゃるのでしょうか。
ちょっと質問の趣旨とずれてしまうかもしれないのですが。 働きはじめた19の頃の自分は、唯一オートバイが好きなだけの、ごくごく普通の人間でした。スーツ1着、ネクタイ1本しか持っていない、学歴も全然ない私をなぜか雇ってくれた会社があった。ひとつのきっかけ、縁があったこと、場、つまり「ステージ」があったことで、たまたま吸いつけられるようにして出会い、採用されて、新しい自分を発見できた。そのことでやっぱり自信がついて。自信がない時は夢を持てと言われても夢が持てなかったんですけれど、社会でも夢が持てるようになったんですよね。それで今に至って、今はその夢へ向かう途中なわけなんですけれど。
だからこそ、今でも私は、学歴のある人に別に反感はないんですけれど、同じようにリベンジじゃないけれど、学歴がない子にも同じようにチャンスを与えたいと思うんですよね。逆に学生で、学歴がある人ならば、当時の私よりも数段上のスタンスでのスタートなので、そういう場、「ステージ」を作ってあげれば、夢を形にしやすい環境を作ってあげれば、想いがある人間ならば、今の自分があるように変われる、変えられるなというのがあるんですよ。

そして、変わるにはきっかけの環境も大事だけど、フォローっていうか、後ろ盾も必要なのかなって。自分ひとりじゃ何も変われないんだなと思います。夢を持つのもそれと同じで、夢を持ちたい、変わりたいと思っても環境に恵まれないとなかなか進めない。明るい人のところに行けば自分が明るくなる、元気な人のところに行くと自分も元気になるのと一緒で、夢を見つけたい人は、夢や目標を見つけている人のそばに行けば見つかる気がするんですよね。
私たちが「夢発見」「夢カタチ」にこだわるのはなぜかというと、うちの会社はブランドイメージで受注を取るような会社ではないので、人の部分がすごく大きいんですよ。人が夢とか目標を持って輝いていればそれがそのままお客様へ伝わるし、夢も目標もなく、会社の組織の夢もない中でお客様に会うと、そのままのイメージで伝わってしまうように思うんですよね。だから、人間力っていいますけれど、やっぱり会社も人がどれだけ輝いているかがすごく大事なキーワードだと思って、社会貢献できる業界だというのはもちろんのこと、人間そのものがやはり夢とか目標を持つことの大切さを、この「ステージ」という社名のとおり、この場所で形にしていきたいなというのが私の中で思っていることですね。
自分が勤めていた通信業界は、やったらやった分だけ稼げて、地位が上がるよっていう部分でモチベーションを引っ張っていくのが多かったんですよすごく。で、私もそれに乗っていっていたわけですけれども、当時の私は、仕事のやりがいとかその社会貢献っていう部分がまずあって、その先にお金とか地位が来るものだし、社会貢献している、お客様のためになっている部分が実感してないといけないんじゃないかなとすごく思っていた。社会貢献の部分と、やったらやっただけの分のお金、そしてやった分の評価。その3つの条件が揃うことで学歴がなくたって、20代ってものすごいパワーを生み出す強さ、恐ろしさがあることをを私は分かっているので。インフォランスさんの業界などもそうだとは思いますが、防犯の業界だからこそ、社会に貢献できるっていう、いい意味でのアピールも十分全うできるし、お金と地位の部分がしっかりできれば、これはもう爆発的なパワーを生むなあっていうふうに思っています。
若いうちは、志でなく、野心を持っていてもいいと思いますけれどね。お金を稼ぎたい、いい車に乗りたい、家を買いたい。そういう野心がうちのステージをきっかけに志に変わっていくような、そういう社風でやっていければいちばんいいのかなと思います。
では、御社の今後の展開はどのようにお考えでしょうか?

セキュリティ業界はブランドイメージ先行で、何が安心で安全なのかという形がないからこそ、勘違いとは言わないですが、ブランドイメージだけで決めてしまう感が結構強いのが現状です。通信とか保険とか、ほかの業界は会社同士が切磋琢磨して、競争の原理でいろいろある中で、セキュリティの業界は競争の原理と言っても、大手の2社が戦うだけで、考え方も守り方も一緒なんですよ。入られてから駆けつけるっていう。犯罪事情も手口も変わって、質が変われば守り方、考え方も変えていかないといけないのに、それに気づかない業界でもあるんです。お客様も気づかない。気づくような情報も与えていないのもいけないんですけれど。これを私たちが時間をかけて伝えていくのが使命だと思っています。犯罪を未然に防ぐというコンセプトに基づいた、新しい業界の選択肢というものをひとつしっかりと確立させたいというのが、私たちの、ステージという会社の存在している意義でもあるし、うちの会社が全国展開していく理由でもあります。