「InfoView(Inforance's Interview)」は、インフォランスゆかりの経営者に代表の佐々木がインタビューをする企画です。今回は、「店頭のPOSレジと連動してネット上の在庫情報が自動的にリアルタイムに更新され、通常の業務の中で実店舗と連動した本格的なEコマースが実現できる」という、中小小売店のIT化支援システムを提供している、株式会社ユーショップデジタルリンクの代表取締役 島田 昌彦様にインタビューさせていただきました。
島田社長、さっそくですが、御社の武器はやはり画期的なシステム(システムの画期的ぶりについてはこちら)ですが、このシステムの生い立ちはどのようなものだったのでしょうか?
そうですね、もともとは小売でリサイクルの商材を扱っておりまして。リサイクルの場合、同じ商品でも中古の場合は一点ずつ状態が違いますので単品管理をしておりました。その単品管理のためにシステムを開発しようということになったわけです。

96年に開発を始めたのですが、当時はインターネットがまだ普及していない時代でしたがせっかく在庫管理をするならば、今後はたぶんインターネットでの販売が主流になるであろうから、Webに乗せる仕組みを追加してみようということになったのです。
開発当時はまだ、1日1回、営業が終わってからデータを吸い上げて Web に載せるような形でした。しかし中古品の単品管理の場合、朝営業をはじめた段階と前日の夜の在庫はイコールですけれども、日中営業が始まってしまうと店頭はもちろん、当時はまだ Web 決済をしてなかったのでお電話での対応もありまして、だんだんWebと実際の在庫にズレがでてきてしまうので、リアルタイム化が必要だということになりました。
当初からその Web システムを売っていた、というわけではないんですよね?
そうなんです。最初は自社サイト(FESTIVAL GOLF)でやっていました。まだ楽天さんもYahoo!さんもまだこんなに大きなマーケットになる前だったので。もともともは自分たちで自分たちのために開発をはじめたのです。
そして実際にリアルタイム化に成功いたしましたのが2000年の12月でした。ちょうどブロードバンド化の始まりの年でしたのでみなさんご利用してくださるようになり、どんどんWeb販売が伸びていきました。

そこから PHOTO UP システムの開発を始め、2003年に自社内で使用し、ヤフーオークションへの出品に合わせてリリースいたしました。そこからヤフーオークション、自社、i-modeの公式サイトと、ひとつの情報がいくつものサイトに自動的に掲載されるようになったのです。
そこからWebでの販売がさらに伸びていき、Webでの販売が全体の40〜45%を占めるようにまでなりました。当時〜現在でも5店舗で常時2万点ほどの商品点数をリアルタイムでWEBアップしているのですが、ネット担当者は女性スタッフが1名のみで、あとは店舗スタッフ、アルバイトスタッフのルーチンで特別にWebで販売しているという意識なく、通常の業務の中で運用いたしております!
そういった中で他の業界さん、他社さんから「いい仕組みですね」という声が非常に大きくなってまいりまして、自社以外の他のショップさんにもご提供していこうということになり、事業部として立ち上げ、その事業部から独立し、昨年2005年の10月1日に設立したのが弊社というわけです。